#0184 それ行け!おばけ探検団 青森編 その7
弘前城に行った。
お城と言うことで、霊だとか妖怪だとか色々いるかと思われますが、とてもきれいな観光地でございました。
次に向かったのは白神山地。
本当はトレッキングをしたかったのだが、今回の同行者はボンちゃんでして、特徴はハゲのデブでオバケと友達になれる事。
髪の毛がないので、直射日光を直接頭で受けてしまうから熱中症になりやすい。
何よりも、膝に対して体重が重いので長い時間は歩けず、ましてや山道などを歩くと
ボン:「膝がドリフターズになってしまう。」
と言うことなので、トレッキングは諦めた。
膝がドリフターズと言うのは、彼の独特な言い方でして、膝が笑うという同意語です。
昭和から平成にかわり、そして今は令和。
ドリフターズを知らない世代も多いことと思われるので補足説明をしました。
彼の独特な言い回しは他にもあり、例えば北海道を旅行している時は、山本リンダさんの「もう、どうにも止まらない〜。」を替え歌にして
「もう、どうにも苫小牧〜。」
これを助手席で延々と1人で繰り返す、嫌がらせとしか思えない。
そういや昨年、九州を一緒に旅行した時も、いくつかトレッキングを諦めた。
白神山地は、来年の気候が良い時に、1人か他の人と来ようと思う。
この日は海辺でキャンプ。
夕日がきれいだった。
そういえば、動画が見れないと言うメッセージをいただくが、どうやらWi-Fiに繋ぐと見られるみたいですよ。
そして翌朝、きれいな風景を見ながらテントを撤収。
私たちが訪れたのは室町時代初期に建てられた、国の重要文化財にも指定されている薬師寺堂だ。
お寺に鯱もなかなか珍しいのだが、鯱がなんとなく馬鹿っぽいんですよ。
ワクワクしながら中に入ると、建物はとても素晴らしいんですよ。
マスクをして、USAと書かれたキャップをかぶっているお地蔵さんて、なかなかユニークだと思いませんか。
そしてここには鐘石と呼ばれる岩があり、叩くと『金』の音がするそうです。
黄金持ちになれますようにと願いながら叩いてみました。
素敵なお寺を後にして我々が進んだのは十二湖。
青池が有名らしく、確かに綺麗だった。
とても美しい場所なのだが、ボンが訝しげな顔をしている。
きっとまた、いつもの『霊だとか妖精だとか。』の話だろうと思ったが、その通りだった。
ボン:「そうなんだけど、いつもとはちょっと違ってて、居なさすぎるのよ。」
「これだけの自然だし、水がある場所だし、普通ならもっといろいろいるんだけど、殆どいないんですよ。だから逆に不気味。」
見える人には、見えなすぎるのも不気味に感じるのか。
まあ、例えるなら人が殆どいない、渋谷のスクランブル交差点ってところかな。
私はアカショウビンが見られたので大満足でした。
携帯電話では、これが限界でした。
青森県、結構楽しいぞ。
続く。
加瀬