#0079 愛媛県その5
明るくなった直後にバッテリーへ充電する。
私の車は車中泊仕様なので、荷物が多いんですよ。全て車の外に出して、ジャンピングスターターをつなぐのに、結構な時間がかかった。
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折角、荷物を全て外に出したのだから、掃き掃除、拭き掃除もした。結構汚れていた。
綺麗になったところで旅を再開!
愛知県最後の観光地である滑床渓谷へ。
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おっ、なんだか神々しいなと思ったら、そこから人が出てきた。
私:「うわ!びっくりした!」
男性が出てきたので、「びっくりしちゃったよー!そしてびっくりさせてごめんね。」
男性は日本語が得意ではないという、ハーフっぽかったのだが、話を聞くと日系3世のブラジル人でした。
私、ポルトガル語は話せないんですけどスペイン語と似ているので、何となくだけど意思の疎通は出来るんですよ。そしてブラジルにはココ数年、毎年1回は行っているので挨拶や簡単な会話くらいは出来るのですよ。
で、これも縁なので、一緒に滑床渓谷を歩きました。
これ、タイヤのチューブとかで滑ったら面白そうだな。
そして、滑床渓谷の目玉商品と思われる雪輪の滝へ。
めっちゃ良くないですか?
ブラジル人のフェリペ君(32歳)と、綺麗だねー、綺麗だねーと話していたら、突然フェリペ君が
「泳ぎたい。」
と言い出す。
まあ、泳ぎたい気持ちはわかる。夏だったらねーと言うと
「今、泳ぎたい。」
とか言い出す。
これは冗談なのかと思ったのだが、服を脱ぎだした。
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その後 「冷たい―!」と言いながら川を渡り、滝をバックに記念撮影。
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いい写真でしょー!
するとフェリペ君、「kaseも来いよ!」とか言い出す。
嫌だよ、冷たいもの。
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いや、冷たいのなんのって(笑)。
そして、折角なのでフェリペ君のアングルで写真を撮りたい。携帯電話を渡して、動画で撮ってとお願いをする。
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ここで事件発生。
これさ、「狙ったの?」とか言われるのが嫌だから先に言うけど、私はお笑い芸人でもリアクション芸人でも無いし、辛い思いはしたくない。服を脱いでいたのは、万が一、落ちた時の為を考えてです。まあ、落ちちゃったんだけど。
狙うのなら、最初から滑るところから撮影するし、マスクも外すよ。
本当にツルっと滑ってしまったのだ。
でも入水した後に水の外に出ると、体はポッカポカなんですよ。でもって膝の痛みも無くなってるんですよ。
滑床渓谷、とても美しい場所でした。
フェリペ君とは向かう方向が逆なので、彼の仕事場を聞き、旅の帰りに立ち寄るねとお別れし、私は愛媛県を後にして高知県へ向かうのでした。
加瀬