#0062 福岡県その4
時計を見ると18:15pmと、まだ遅くない時間だったのだが、1台のパトカーが駐車場に入ってきた。
加瀬:「こいこい、ネタになるぜ!」
その願いが通じたのか、お巡りさんが来た。
警察官:「すみません、ちょっと宜しいでしょうか?」
はいはい、勿論ですよー。
2度目の職質ですし、私は次に職質された時を想定して、どうしたら短い時間で疑いを晴らせるか用意をしているんですよー。
加瀬:「こんばんは、職質ですね!ではまず身分証明からですね、運転免許証で良いですか?」
警察:「はい、よろしくお願いします。へー、栃木県からいらしたんですか?」
加瀬:「それでですね、次に見て欲しいのが、こちらの動画です。」
この時、お巡りさんは私の免許証をチラっとみて名前を確認していた。
コスタリカを拠点とするコーディネーター加瀬と紹介されているのが助かる。
加瀬:「海外で仕事が無いので、日本に来て日本一周旅行をしているんですよ。」
警察:「へー、有名な人と会えちゃったよ!」
なかなか面白いお巡りさん。
栃木県警は免許証をパトカーに持っていって人物照会をしていたが、福岡県警は直ぐに免許証を返してくれたので、これで疑いが晴れて開放!
と思ったのだが、そうはならなかった。
警察:「拳銃や刃物、日本刀や麻薬は持っていますか?」
そんなの持ってるわけないじゃん(笑)、でも包丁は持っている。
加瀬:「包丁は持っていますけど、多分に人を殺そうと思えば殺せる包丁です。」
警察:「一応、見せてもらっても良いですか?」
私の料理セットには、フライパンやガスコンロ、調味料などが入っている。
警察:「はい、調理用と分かる整合性が確認できたので大丈夫ですよ。」
その後、懐中電灯で中を、結構細かくチェックされた。
周囲の人たちの視線が痛かった(笑)。
まあ私の車にはヤバい物は無いので問題無いんですけどね。
警察:「はい、ご協力ありがとうございました!」
加瀬:「しかし福岡県警は厳しいですね、栃木県警は全然調べませんでしたよ。」
警察:「栃木県には反社会組織は居ないのでは?」
加瀬:「うーん、ヤクザは居ると思うけど、でもまあ、田舎ですからね?」
警察:「福岡県は福岡市だけで5つあるんですよ。」
なるほどねー、また勉強になったよ。
加瀬:「えーと、一応お尋ねしますが、一緒に写真撮影は良いですか?」
警察:「いや、写真は駄目ですよ!」
加瀬:「じゃあ、パトカーと私の車の2ショットは良いですか?」
警察:「まあ、ナンバーが入らなければ。」
というわけで、撮影しました!
おまわりさんは2名で、パトカーと私の車のナンバーを隠せる場所に立ってくれました(笑)。
警察:「でもこの写真、直ぐに私が誰だかわかるな(笑)」
確かに、服のサイズは6Lくらいありそうな警察官でして、寒い時期なのに腕をまくって半そでスタイルでしたよ。
なんか私と近い人種だと感じ、硬い握手を交わして別れたのでした。あの時のお巡りさん、このインスタを見てDMくれないかな?
まあでも栃木県警も福岡県警も、爽やかというか対応が丁寧というか、日本の警察って悪くないよねー、良いよねーと思いましたとさ。
福岡県、なかなか楽しいです。
加瀬